4割が合格する製図試験の意味。

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4割が合格する製図試験の意味とパレートの法則

パレートの法則(Pareto’s law)というものがあります。これは、「様々な現象の分配・分布・発生原因を考えたとき、その大勢は少数の要因によって決定されるという経験則のこと」を言いますが、80:20の法則、とか言われたりします。
製図試験の指導をしていて、全体の上位10%から15%を合格にするならいいのになあといつも思います。

全体のうち、上位15%くらいは、解答としてできている合格する意味がある合格になっています。

しかし、合格率は現在40%で推移しています(平成21年以降)。

これは何を意味するのか?

答案としてはできていないけど、減点量が少ないので合格している合格者がいると言うことを意味しています。

逆に言うと、合格者の6割程度は、私たちから観ると「これで合格?」ということになります。

この試験のしくみはどう考えてもおかしいです。しかし、一番おかしいと思っているのは、試験作成者の方々でしょう。このレベルの問題なら、こう解くであろう、なので、このくらいの難しさにすれば、いいあんばいで合否が別れるのではないか、がんばって合格できる人とがんばってなくて力のない人のラインをこんな風に引けるのではないか、と考えながら、作成しているはずです。ところが蓋を開けると、毎年、到達点、ゴールラインに入っているのは1-2割。後の合格者は減点勝負です。これが誠にグレーです。しくみとして間違っています。

冒頭にパレートの法則を出したのは、受験生の上位2割を合格にするのであれば、いい試験になるのになあと思ったからです。

製図試験対策として

この製図試験の試験対策をする場合の戦略として、上位15%以内に入ることを絶対条件とし、そのモードでは無理になったときでも減点で耐えられるような答案を作成するということが必要です。

間違えて欲しくないのは、上位4割に入ればいいや、ということはもちろんですが、製図試験合格者4割のうち、ゆうにその6割は、なんらかのやっちまった合格なんです。ですから、合格者の声のうち、本当に聞いておくべきことと、聞いても役に立つどころか鵜呑みにしてはいけないことに別れる訳ですが、往々にして「こうやって合格した」「こうやれば間違いない」なんていうことを話す方の多くが、このやっちまった合格者であることが多い。

勝てば官軍、合格者の声に真実がある、という話について、技術系資格である一級建築士になろうという方が信用しないで欲しいわけです。

やることをやる、身につけるべき知識を身につけ、上位15%に入る。あとはラッキーであるというように考えてください。

SSK160112botan

 

 

 

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