□2020年度は非常に課題にフィットできた年度でした。
2020年度の「高齢者介護施設」については、弊社の方針や位置付けが非常にうまく機能した年度となりました。そこで2021年度については、2020年度をあまり崩すことなく、さらに新たな挑戦を5点掲げて、より高い合格への確度を保ちたいと考えています。
2021年度新機軸は以下の通りです。
①解答例へのこだわり:手描き図面+3D化
資格学校を中心に、手描きの試験であるにもかかわらず解答例のCAD化がすすんでいます。製図試験comでは、全解答例を手描き(フリーハンド含む)としていますし、今後も試験が手描きである以上、手描き図面での解答例にはこだわり続けてまいります。と共に、BIM(revit)を使った解答例の3D化に着手することとしました。内部表現までできるかどうかはまだ微妙ですが、建築物のボリューム感や空間構成の考え方は3Dならではという感じになると思います。
②データベース連動型デジタル添削の導入:ローカルルールブックの配布
永年の目標であった添削のデジタル化ですが、ようやくデジタル化・数量化・データベース化する目処がつきました。
その第1弾として、添削項目のデータベース化を行ったテキスト(ローカルルールブック)を前半戦中にコース生に配布いたします。その後、このデータベーステキストを使った添削を行います。添削及び復習の仕方が劇的に変わると考えられます。
このテキストは2022年度に一般書籍として発売予定ですがいち早くコース生には使っていただけます。
③コース3:オンラインコースの塾化
2年続けて実験的に行ってきたコース3「オンラインコース」ですが、2年を経てようやく輪郭が見えてきました。昨年度まではコース3メンバーはフリーでzoomが使えるようにしていたのですが、使う方と使わない方の差が余りに激しかったので、本年度は1クラスを23人までのzoomクラスとして、隔週2時間程度の「塾」化します。具体的にはzoomのブレイクアウトセッションを取り入れようと考えていますが、そのあたりの進め方はオンライン塾生と話し合って決めていきたいと思います。オンライン塾は土曜日夜19時からを予定しています(録画します)。
④わかりにくかった費用の明確化
定価と値引とか通期だとセット割りだとか色々やってしまってわかりにくいと悪評判のコース費用について、すべて見直しました。ただできるだけ選択できる幅は狭くしたくないので、4つのコースは保持してまいります。あと若干ですが内容の増えたコース3以外は費用を少し抑え、よりリーズナブルにしました。(詳しくはコース解説のページでどうぞ)
⑤zoomの更なる活用
コロナ渦で今後のスケジュールそして試験自体もどうなっていくのか危ぶまれているところですが、製図試験comは3年前からzoomを取り入れていて、今年で4年目になります。2020年度は全解説をzoomで行いましたが、本年度はさらに、ちょっとした解答や解説もzoom化していく予定です。