32xx:管理者動線

3_部門動線
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建物内の管理者動線はどうあるべきか

建築計画の5原則は以前解説しましたが、管理者動線はどう考えればよいのでしょうか。

    1. 建築計画的によい建築物とは、1)利用者が迷わずに使いやすく(つまりわかりやすい)、2)施設管理者が管理しやすい 建築物である。
    2. 使いやすい建築物とは、1)動線はできるだけ短く、2)異なる利用者属性をできるだけ早く分離している 建築物である。
    3. 管理しやすい建築物とは、1)必要最小限の出入口としてその出入口が視認でき、2)廊下のクランクが少なくブラインド(死角)が少ない 建築物である。
    4. 動線には次の4つのプライオリティ)がある。
      ①属 性:利用者>>サービス事業者
      :多い>少ない
      ③頻 度:高い>低い
      ④特定度:不特定者の利用>予約・会員利用

特に利用者動線で重要なのは、2.と4.です。

利用者動線を最優先すること

原則として、管理者動線は利用者動線の次の優先順位であり、利用者動線を最優先するように計画します。これは建築とは使う人のためのものであり、管理する人のためのものではないことを表しています。常に利用者を優先した計画とすることが求められています。

その上でできるだけさりげなく管理できること

利用者優先ですが、確実に施設管理するために、外部からの出入口はできれば監視カメラなどを使わずに事務室(管理部門)の案内カウンターから目視できることです。
加えて、できるだけ死角をなくすこと、です。そのため、廊下のクランクは1ヶ所程度をひとつの目安としています。幹と枝まではよいですが、枝から更に枝のように廊下を計画しないことです。

管理部門の動線と廊下幅

法的に管理部門内の廊下幅を縛っているのは建築基準法で有効1.2m(両側居室の場合は1.6mだが、柱がない限り壁芯2mあれば芯々1.8m取れるので可)です。
一方、利用者動線での廊下幅は、バリアフリー法のため有効1.8mで、柱があると芯々2.5mが最低寸法になります(通常3m幅を使います)。
つまり、利用者動線を3m幅廊下、管理者動線を2m幅廊下とすることで計画的には理解していることが明示できます。

管理者部門の動線イメージ

朝、管理者入口からセキュリティ機器を切って施設に入ります。更衣室で着替えて事務室のタイムカードを押す、イメージです。
夜は、管理部門のみで業務が成立し、あとは照明を消していても管理部門のみで使える。仕事が終わって更衣し、管理部門を出ずにセキュリティをオンにして出入口から施設から退出するイメージです。

具体的な事例(準備中)

ローカルルール独自採点基準

32:管理者動線x:状態x:減点
323x3:内容ミス1-3:管理者動線間違い
324x
4:表現ミス1-3:わかりにくい表現
325x5:配置ミス1-3:位置が間違っている
3264
6:理解不足
4:全く理解されていないため失格

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