謹賀新年。
製図試験comの山口達也です。本年、絶対の合格をめざすべくよろしくお願いします。
新試験制度の定着
新制度に変わって2023年度は実務経験なしの合格者が一定数占める世界が確立してきました。ということは実務経験を積んでようやく受験している方や二級から経験を積んで上がってきた方が非常に厳しいことになっている状態だということでもあります。
昨年度の問題自体は、要求室を最小限にしてプランニングさせるという非常にプリミティブで本質的な課題でした。また初めて北側斜線制限を出題するなど挑戦的な課題でもありました。課題は良い傾向で作られていると思います。
ですが採点が杜撰なことになっています。アルナシ、法規、数字でチェックするだけで、プランニングの評価はほぼなくなったと思ってよいでしょう。製図試験制度がここまで劣化したのかと絶句しました。
その中で合格していくためには
その中で合格していくためには、プランニングの基本を押さえつつ、アルナシ、法規、数字を外さないことが求められています。そして、そんな評価の中で上位30%に入る必要があります。
単にゾーニングと動線ができていても合格できるとは限りません。採点のウエイトがその部分から移動しているからです。製図試験の対策も大きく変わっていかねばなりません。
ただ建築の基礎を理解していただくことまで放棄してはならないというのが私たちのスタンスです。建築計画の基礎を押さえつつ、合格ラインを突破すること。ここが製図試験comのトライでもあります。
その上で、合格するために新たなしくみを導入することにしました。
セルフ添削と個別指導
そのひとつがセルフ添削(自己添削)です。資格学校もそれなりに自己添削を指導していますが、おそらく、ここまで徹底的に自己添削を指導するのは、製図試験comが初めてになると思います。そして、そのカリキュラムを3月に予定しています。ただし自自己添削ができる方はほぼ2割程度。あとはおそらく添削できないんです。ですが添削できるようになることが何より合格に近づける。そう確信していますが、その指導方法は困難を極めると思います。そのくらい添削するというのは意外に難しい。ですがここに挑戦します。
自己添削できるレベルにあるのかどうかについては、試してもらわないとわかりません。そこで前後しますが、学習レベル課題を設定し、これを受けていただくことでどのレベルでできているのかを判断させていただきます。
そして、添削できる方とできない方が同じプログラムで学習できるとは思わないので、それを調整していくためには、個別指導しかないと結論づけました。目標は合格で到達するレベルも同じなのですが、ルートが違う。それを正面から受け止めることにしました。
未だ見ぬ地平へ。
製図試験comは、20204年、上記のように新しいしくみを更に導入していきます。
全ては、あなたが合格するために、試験当日万全で戦えるためにどう逆算するのか。この一点にあります。
関わった全ての受験生に栄冠あれと祈りつつ、本年のスタートとします。
令和5年1月元旦
製図試験com 代表 山口 達也+スタッフ一同