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はじめて製図試験に向き合う方へ

製図試験は、多くの受験生にとって
「一番がんばっているのに、結果につながりにくい試験」です。

それは、能力や経験の問題ではありません。
製図試験には、独特の“順番”と“考え方”があるからです。

製図試験.comでは、その順番と考え方をわかりやすく整理する場をめざしています。


製図試験は、何を見られている試験なのか

製図試験は、
アイデアの勝負でも、表現力の競争でもありません。

建築として成立させるための
基礎をきちんと押さえられているか
その上で
条件をどう読み取り、どう整えているか

この二点が、答案全体を通して見られています。

逆に言えば、ここを外さなければ、
派手な提案や特別なセンスは必要ありません。

多くの人がつまずく理由

製図試験で迷いが生まれ、つまずいてしまう理由は、とてもシンプルです。

  • どこから手をつければいいかわからない
  • 直したはずなのに、別のところが崩れる
  • 判断しているつもりでも、後から不安になる

ですが、これは珍しいことではありません。

多くの場合、
「基礎として整える部分」と
「判断しながら組み立てる部分」が
頭の中で混ざってしまっている
だけです。

製図試験.comでは、
この二つを切り分けて考えることを大切にしています。

Cf:少し視点を変えてみたい方へ

製図試験.comでは、
答えやテクニックだけでなく学び方や考え方を大切にしています。
なぜこの進め方なのかを別のページにまとめています。
→ 考え方を見る

製図試験.comが大切にしている考え方

私たちが一貫してお伝えしているのは、
次の考え方です。

  • 図面は、整える順番で安定する
  • 迷いは、能力ではなく整理の問題
  • 困難は、大きく見えているだけ
  • 分けて細分化して考えれば、必ず道は開かれる

これは受験テクニックというより、
建築を組み立てるための基本姿勢に近いものです。

その基礎(det) と判断( jud) について

製図試験.comでは、答案の整理を説明するために
det / jud という試験用の概念でまとめています。

  • det:建築として必ず整えるべき基礎部分
  • jud:条件を読み取り、構成を判断していく部分

この二つは対立するものではありません。
基礎が整うことで、判断が自然に働く。その関係を説明するための整理用語です。

最初から理解する必要はありません。学びの中で、自然と理解できるものです。

どの段階の方でも、ここから始められます

  • はじめて製図試験に挑戦する方
  • 何年か描いているが、安定しない方
  • 予備校で学んだが、考え方が整理できていない方

段階は問いません。

大切なのは、
「どこで迷っているのか」を正しく知ることです。

その整理から、私たちは一緒に始めます。

次に進む前に

もし、

  • 製図試験の全体像を落ち着いて整理したい
  • 学びの流れを知りたい
  • 自分に合うかどうか、もう少し確かめたい

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