敷地読み+法的要件
1.敷地及び周辺条件は、問題文+敷地図+敷地断面図からなります。
ここで読むことは、4点。
1)法的規制(建ぺい率・斜線・延焼ライン等)
2)アプローチ条件
3)敷地の向き
4)地盤略断面図があれば基礎選定
具体的な事例と解説
【問題文本文】
1.敷地及び周辺条件
(1)敷地の形状、接道条件、周辺状況等は、「敷地図」のとおりである。
(2)敷地は平坦で、敷地と、道路の路面の中心、隣地及び道路の反対側の敷地には、高低差はない。また、歩道の切り開きは、1か所(6mまで)のみ可能である。
(3)敷地及びその周辺は、第二種中高層住居専用地域(道路高さ制限及び隣地高さ制限における斜線勾配はそれぞれ1.25とする。)及び準防火地域に指定されている。また、建蔽率の限度は80%(所定の加算を含む。)、容積率の限度は
300%である。
これら以外に、地域、地区等及び特定行政庁による指定、許可等並びに日影による中高層の建築物の高さの制限はない。
(4)敷地に隣接する公園及び公共駐車場の所有者及び管理者は、敷地及び図書館の所有者及び管理者と異なる。
(5)電気、ガス及び上下水道は完備している。
(6)地盤は、「地盤略断面図」のとおりである。
(7)気候は温暖であり、積雪について特別の配慮はしなくてよい。また、水害の危険がない地域である。
【こう読んでおきたい】1.敷地及び周辺条件
(1)敷地の形状、接道条件、周辺状況等は、「敷地図」のとおりである。
(2)敷地は平坦で、敷地と、道路の路面の中心、隣地及び道路の反対側の敷地には、高低差はない。また、歩道の切り開きは、1か所(6mまで)のみ可能である。
(3)敷地及びその周辺は、第二種中高層住居専用地域(道路高さ制限及び隣地高さ制限における斜線勾配はそれぞれ1.25とする。)及び準防火地域に指定されている。また、建蔽率の限度は80%(所定の加算を含む。)、容積率の限度は300%である。これら以外に、地域、地区等及び特定行政庁による指定、許可等並びに日影による中高層の建築物の高さの制限はない。
(4)敷地に隣接する公園及び公共駐車場の所有者及び管理者は、敷地及び図書館の所有者及び管理者と異なる。(5)電気、ガス及び上下水道は完備している。
(6)地盤は、「地盤略断面図」のとおりである。
(7)気候は温暖であり、積雪について特別の配慮はしなくてよい。また、水害の危険がない地域である。
(1)(2)(5)(6)(7)は定番なのでいつもの通りやればOK。
つまり、・法的規制(建ぺい率・斜線・延焼ライン等)・アプローチ条件・敷地の向き については、敷地図、地盤略断面図を含めて、
- 1)法的規制(建ぺい率・斜線・延焼ライン等)
第二種中高層住居専用地域(道路高さ制限及び隣地高さ制限における斜線勾配はそれぞれ1.25とする。) - 建蔽率の限度は80%(所定の加算を含む。)、容積率の限度は300%
- 2)アプローチ条件・敷地の向き
→敷地図の4条件から読み込むこと(「ステップで攻略するエスキース」P32-34参照) - 3)敷地の向き関連
敷地に隣接する公園及び公共駐車場の所有者及び管理者は、敷地及び図書館の所有者及び管理者と異なる。 - 4)基礎選定
地盤改良の上、直接基礎(ベタもしくは独立基礎)
この4点となります。