※なぜ減点されるのかわからない方へー評価・採点構造に関する【解説記事④】
なぜ不合格なの
製図試験の不合格後、
多くの受験生がまず感じるのは、強い戸惑いです。
図面を見返しても、
「ここが致命的だった」という一点が見当たらない。
条件違反や法規ミスがあるわけでもない。
それでも結果は不合格。
この違和感は、個人の理解力や反省の浅さだけで
説明できるものではありません。
その理由は、
現在の製図試験では
採点の内訳や配点が一切公開されていない
という点にあります。
かつてのように、
どの項目で何点失ったのか、
どの判断が評価されなかったのか、
そうした情報は受験生側には戻ってきません。
つまり、不合格者にとっては、
・減点の理由
・判断のズレ
・修正すべき論点
これらを特定するための材料が、
最初から与えられていない構造になっています。
その結果、
図面全体が「なんとなくダメだった」
という印象だけが残ります。
受験生を煙にまく構造
しかし実際には、
図面のすべてが否定されているわけではありません。
問題は、
どの判断が評価の軸に乗らず、
どの部分が合否を分けたのか、
その境界が外からは見えないことです。
この状態では、
不合格図面をどれだけ眺めても、
改善点が霧の中にあるように感じられます。
「どこが悪いのか分からない」のではなく、
どこが評価されなかったのかが、分からない。
この構造そのものが、
製図試験後の混乱を生んでいます。
次の記事では、
では採点側は図面のどこを、
どのような視点で見ているのか。
その見え方を整理していきます。
