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12製図試験で起きていることの全体像

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※これまでの解説の【総括⑫】
資格学校・個人塾・通信添削・独学に共通する構造

これまで、
エスキース、時間配分、評価のされ方、添削、再現性、行き詰まり──
いくつもの切り口から、製図試験を見てきました。

それぞれは、別々の問題のように見えたかもしれません。

ですが、これらはすべて、同じ構造の、異なる断面として起きていることです。

問題は「能力」ではなく「扱い方」

まず、
はっきりさせておきたいことがあります。

製図試験で結果が安定しない人の多くは、
能力が足りないわけではありません。

努力もしています。
時間も使っています。
真面目に取り組んでいます。

それでも行き詰まるのは、
扱っている対象と、その扱い方が整理されていない
という一点に集約されます。

多くの学習は「成立条件」で止まっている

これまで見てきたように、
一般的な学習の多くは、

・課題演習
・添削
・模範解答
・チェックリスト

といった形で進められます。

ここで主に扱われているのは、
図面として成立しているかどうか、
つまり 成立条件 です。

これは、
製図試験において不可欠な要素です。
成立していなければ、評価の土俵にすら上がれません。

ただし、
この成立条件の確認だけで学習が止まってしまうと、
練習は次第に不安定になります。

判断条件は「評価されない」が「不要ではない」

一方で、
成立条件の手前には、必ず判断条件があります。

何を優先したのか。
何を安全側と見たのか。
どの選択肢を捨てたのか。

これらの判断条件は、
試験でそのまま評価されるものではありません。

ですが、成立条件を生み出す源でもあります。

判断条件を扱わないままでは、
成立条件は「たまたま合った結果」になり、
再現性が生まれません。

再現性がない以上、できたりできなかったりを
くりかえすわけです。

行き詰まりは、判断条件を扱っていないサイン

練習しているのに手応えがない。
添削を受けても、同じ指摘が続く。
出来にばらつきが出る。

こうした状態は、
能力の問題ではなく、
判断条件を構造として扱っていない
というサインです。

判断を言葉にしていない。
判断を持ち帰っていない。
判断を次の練習に引き継いでいない。

その結果、
答案図面は増えていくのに、
考え方が積み上がらなくなります。

安定する人がやっていること

安定して結果が出る人は、
特別なテクニックを使っているわけではありません。

図面の出来そのものよりも、
判断条件と成立条件の関係を回収しています。

・今回、どんな判断をしたのか
・その判断は、どの成立条件として現れたのか
・次は、どこを修正すべきか

これを、
毎回、淡々と整理しています。

製図試験comが扱っているもの

製図試験comが目指しているのは、
答えを渡すことではありません。

判断条件を分けて考えること。
判断条件を言葉にすること。
成立条件との関係を確認すること。
次の練習に持ち越すこと。

この 「判断の扱い方」そのものを、
身につけてもらうことです。

それができれば、

課題が変わっても
条件が変わっても
本番の空気が変わっても

立て直すことができます。

最後に

ここまで読んで、

・これまでの迷いに対するイメージがついた
・なぜ行き詰まっていたのかが分かった
・やるべきことの方向が見えた

そう感じたなら、それで十分です。

製図試験は、一気に分かるものではありません。

ただ、
判断条件を扱う場所に立てば、前には進みます。

この連載は、そのための羅針盤です。

この点にフォーカスできれば、
独学でも、資格学校でも、合格に近づけると確信しています。

本年度、合格されることを祈っています。

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