山口@製図試験comです。
さて、8月もこの頃になるとそろそろ作図力、エスキース力の差が出てくるようになります。
そこで出てくる方が「私だけできない」症候群。
■既に学科は突破しているのに。
学科を突破する確率のほうが、製図試験より高いんです。なのに、学科を突破したあなたが、「私だけできない」というのはなぜなんでしょうか。
私は設計出身でない
私は建築学科の大学を出ていない
私は構造・設備担当で建築のことはまるでわからない
私はそもそも公務員で設計をしたことがない
私は。
はい、そのとおりかもしれません。
でも学科は突破しましたよね。そしてこの建築設計製図試験、設計の試験ではありません。
人の話をよく聞く(問題文をよく読む)こと
ちゃんとメモを取ること(読解をまとめること)
その上で相手が必要としているものを空間化すること(ほとんどパーツで組み上げていける範囲)
という試験で、それを間違いなく、減点を最小限にして時間内に描き上げるというものです。
これ、設計業務ではありません。社会人なら訓練すれば誰でもできるスキルです。
ただ、短時間にそれを身につけることが苦手な方が多いのも事実です。
ですが、難しいことはしていません。
製図試験comでは、設計出身でない、建築学科もでていない、構造設備担当で、公務員の方が合格しています。
得手不得手、有利不利はあります。
ですが、それ以上ではありません。
製図試験を難しくしているのは、誰でもなく、あなた自身かもしれないんです。
ですから、「私だけできない」と思っているのは、あなた自身だけなのかもしれません。
ではどうすればいいんでしょうか。次号に続く。
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