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箱入り娘的に。

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山口@製図試験comです。

問題の解き方・捉え方について、思うところがあったのでしつこく書きます。

■前回このように書きました。

1)ごくありきたりの覚えてきたパーツを、
1)’変形できるように練習しておいて
2)問題文に合わせて
3)組み上げる試験

ひとつひとつを解説していきましょう。

1)ごくありきたりの覚えてきたパーツを

変な納まりを要求したり独創性を問う試験ではありません。それはあなたもご存知のはずです。でも講師として添削させていただくとこんなプランは観たことないよな-、という答案が非常に多い。
そういう方は、考え抜いて納めている可能性が高いわけですが、それは当日あまり使わないほうが無難です。
時間がかかる上に納まらない可能性があるからです。
そのリスクは承知の上で、毎回独創的なプランで勝負する方を「オリジナルプラン系」と呼ばせていただいています。でも合格すれば良いので、特に意匠の方には、オリジナルプラン系の方は多く存在します。

1)’ 変形できるように練習しておいて

この部分に特化した練習をやっている方は意外と少ないように思います。地味な練習です。ですが一番力が必要なのはここだと思います。素早く、スパンや状況に合わせて、基本パーツを変形できる力。もしかすると問題を解くときにだけやってるだけで、普段からやってない方が多いのかもしれません。これ、野球でいうと素振りとかバッティングマシンでの練習のようなもの。毎日コツコツやらないと地力はつきません。

2)問題文に合わせて

ここが読解になります。読解にミスがあるとかけちがったままプランしてしまうことになります。1)ができている方は、この読解が山場だということが理解できるはずです。

3)組み上げる試験

全体と部分、読解とパーツが固まっていれば、動線図をプランにするだけの試験ですから、比較的容易なはずですが、読解ができていない、パーツもない、ということになると、ここには多大な時間と手戻りと練りが必要になります。

■組み上げのコツ。

知っている方はご存知だと思いますが、箱入り娘というアプリを推奨しています。
このアプリを使う感覚くらいでプランを組み上げる。作るのではなく考えるのではなく、組む。そのために手を動かす。手は止めない。手が考える。箱入り娘を使う感覚で、プランすることです。

コアが苦手ってよく聞きますが、コアは総当たりでやればかならずどこかに計画できます。大抵、ひとつのコア位置で延々とやっている方が多い。箱入り娘感覚で。
https://www.fit.ac.jp/~sakuta/misc/JsHakoiri/hakoiri.html

 これはPC用ですが、アプリでありますのでスマホなどで是非トライしてみてください。


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