合格するために何が必要なのでしょうか。
製図試験comの山口です。
この度は、数ある製図試験サイトの中から製図試験comにたどりついていただき、この出会いに心から感謝申し上げます。
さて早速ですが、あなたが合格するために、どのような力が必要だと考えていますか。
そしてそれはどのように身につければよいのでしょうか。
私たちと共通のゴールとしての合格を見定め、合格から逆算することが、最初に行っておくべきことです。
ではどうすれば合格できるのか、そのラインは一体どのあたりにあるのかが不明なままの学習は、羅針盤もレーダーもない航海のようなものです。まずその設定を確定することが合格への第一歩です。
必要な5つの力―読解・エスキース・作図作文・チェック・時間管理力
製図試験は、1問を6時間30分かけて解くという試験形式です。そのために問題文を精緻に読む読解力、その読解からプランを組み立てるエスキース力、それを表現する作図作文力がその基礎となります。そのうえで、完成した答案のエラー抜きを行うチェック力、そして6時間30分をコントロールする時間管理力が不可欠です。この5つの実技能力をバランスよく備えていないと安定した合格ラインに入ることは難しいですし、またその逆も真なりです。2月からスタートする様々な課題によるスキルアップの先に、この5つの実技能力を鍛えるという視点を一時も忘れることなく、精進すること=合格からの逆算となります。
そしてこの5つの力を下支えするのが、次の3点です。
1)ミスを最小限にする繊細さ
製図試験は、かつてのざっくりした様相は影を潜め、難問ではなくなりましたが、平易になった代償として、小さなミスひとつで不合格になる試験と変貌しています。人間誰しもミスはしますが、そのミスをミスとして見つけ出し、最小限に抑えられる繊細さが現在の試験には求められています。それはポイントを外さない集中力という表現になるかもしれませんし、ひとつひとつを大切にステップアップできる器用さという表現になるかもしれません。
普段は、集中力も器用さもあまりないという方にとっては過酷な試験となっていますが、難しくはないんです。製図試験に向き合うとき、指示されたことを淡々とそつなくこなす繊細さを常に意識していきましょう。
2)動じない俯瞰できる図太さ
その一方で、試験当日にはこれまで観たことないような試練が待ち構えているケースがあります。繊細さとは真逆ですが、そのときに動じない、全体から俯瞰できる図太さが求められます。合格する者、強くあれ、図太くあれ、と願っています。これも日々の課題をこなす中で、本試験をイメージしつつ逆算して位置づけられるのかで大きな差となって蓄積されます。
3)担保するのは自信というメンタル
合格の一点にフォーカスし、繊細さと図太さを手に入れることを意識しつつ、基本となる5つの実技能力を身につけた者が得られるものが「自信」というメンタルの強さです。難関にも立ち向かい、平易な問題でも決して気を抜かないメンタルを鍛え上げることが、全カリキュラムを通じた最終目標です。
その一点を見つめて日々是精進すべしということが、合格からの逆算となります。
製図試験.com 3つの特徴
2024年度の製図試験comは、25年以上にわたって多くの受験生から選ばれてきた内容をさらにバージョンアップして、下記の3つの特徴として掲げました。
1.100%オンラインで学べるスクールパッケージ
製図試験.comがこだわっていること。それはあなたが自身を持って試験に臨めるためにはどうすればよいのか、ということです。
そのためには、あなたが能動的に学んだ!努力してきた!力をつけた!と実感できることです。そう確信していただけるようカリキュラムをさらに見直し、多忙なあなたのスキマ時間を使って学習できる環境を提供します。それは資格学校の代替案ではなく、資格学校にはない100%オンラインで学べるというスクールパッケージを作り上げることでした。その特徴をご紹介します。
NEW!完全個別指導+レベル別学習
7月までの前半戦を中心に個別指導を行います。そのためにあなたが右のどのレベルにあるのか、学習レベル課題(模試)を1月、4月、7月、8月に行う予定です。その結果で4段階に分け、学習方法を一部変更し、前半戦で全員A判定をめざしています。(レベルは他受講生には原則公開することはありません。)
合格というゴールは同じであり、指導法が異なるだけでどのレベルの方も全講義受講可能です。個別指導にはチューター制を検討しています。
エスキースをステップで学べるカリキュラム
図面だけを添削しても、その過程の間違いを指摘しないと修正できません。しかし資格学校は残念ながらエスキース手順を教えることができません。そんな面倒なことは教えられないからです。製図試験comでは発足当初からエスキース手順を確立し、また細分化して解説した「ステップで攻略するエスキース」(学芸出版社刊)があります。更に手順は年々バージョンアップしており、2024年度も製図試験com基礎講座でみっちり解説します。
NEW!2段階添削の導入
通信添削の新しい姿として、答案作成後、あなた自身で添削し、それを送っていただくというセルフ添削を導入することとしました。受講生にはそのための添削マニュアル(ローカルルールブック)をお渡しし、かつそのための講座も行います。受講生の皆さんが添削という視点から客観的に答案をみることができるチェック能力を身につけていただけます。
すべての添削図面を共有する集合知
シークレットにして欲しい受講生を除くすべての図面とその添削図をメンバーズサイト上で共有しています。原則すべての情報を共有することで、全体の状況や他受講生のミスから学べることが多いからです。これは集合知となって、全体のレベルを上げていく必要不可欠な方法であると考えています。
必要にして十分な問題数
2023年度から25課題に増強しましたが、一部消化しきれない方もおられました。全課題を解く必要はなく、添削としては前半戦10課題、後半戦10課題分とし、あとは実費オプションとしました。
あくまで、ひとつの建築物の計画を図面まで6時間30分で完成させる試験ですから、そのためには何が必要かということを考えカリキュラム構成します。
アクティブラーニングを用いた講義
資格学校と異なり、製図試験comでは、事前に問題を解いておき、解いた受講生同士がディスカッションしたりプレゼンするところから講義やワークを行います。会議の前に資料を読んで議論から始めるのか、会議で始めて資料を配るのかの違いだとお考えください。
ただ、近年の多忙な受験生の状況に応じて、普段自宅学習ができない方も増えており、個別対応も考慮します。
フルカラーPDF対応
2024年から紙ベースもしくはフルカラーPDFでの答案提出としました。紙ベースで郵送していただいた場合は弊社でフルカラーPDF化します。
問題文、解答例は紙ベースでお送りしますが、それもPDF送付のみとした場合は、PDF割引を行います。
BIM-Revitを使った3D解答例
3次元で空間把握できるよう全てではありませんが、BIM-Revitを使った3D解答例をアップしています。また製図試験には関係ありませんが、Revitのスクールも別途行っています。
2.小回りの効く融通性ある組織
製図試験comは、代表である私(山口達也)の私塾として、24年にわたって運営しており、いい意味でも悪い意味でも小回りの効く融通性のある顔の見える組織です。問題文の折り・発送から解答例の作成、質問の受け答えまで、多くは私が絡んでいます。たださらにきめ細かい対応を行うために、チューター制を導入し、個別指導を導入します。2024年度は、更に全員の顔が見える運営に努めてまいりたいます。
3.リーズナブルな価格構成
前述したように小さな組織ですから、営業マンもいませんし、大きな教室の家賃もありません。そういった経費を除いた分、内容にかかわらず、大手資格学校では決して実現できない価格構成となっています。 この資格にかけられる年額は、給与の1-2ヶ月分が上限だと思います。それ以上は掛ける試験ではない。ということで十分な学習アイテムと内容を最大化し、かつ費用を抑えてパッケージ化し、年間で30万円程度をひとつの目安としています。