ある教授が学生たちに対して、人生の重要性について教えるために次のような実験を行いました。
教授は大きな壺を教壇に置き、その中に大きな岩を詰めました。
「これで壺はいっぱいになったかい」と教授の問いに
「壺はいっぱいになった」と学生たちが答えると、
教授は次に砂利を取り出し、岩の隙間に流し込みました。再び壺がいっぱいかと問うと、学生たちは違うと答えました。
教授はさらに砂を取り出し、砂利の隙間に流し込みました。
最後に水を注ぎ、壺は完全に満杯になりました。
解釈次第で逆の意味となる寓話のひとつ。
教授が学生たちに伝えたかったのは一体何だったのでしょうか。
実はこの寓話、かなりその解釈で意味が異なります。
□人生において最も重要なこと(大きな岩)を最初に優先しなければならないということです。
もし小さなこと(砂利や砂)から始めると、大切なこと(大きな岩)を後回しにしてしまい、最終的に大きな岩を壺に入れることはできなかったでしょう。
つまり、人生の優先順位を正しく設定し、重要なことを最初に取り組むことが大切だという教訓です。
□もうひとつの解釈は、大きなことばかりを注視していると、小さなことが読めなくなるというもの。
大きな岩が入った時点で満足してしまうと、まだまだ隙間があるのにそれでいっぱいだと勘違いしていないか、という話として語られています。
どう活かすのかはあなた次第
小さいことばかり気にしている傾向にある方は、前者の解釈、ちまちましたことから始めてると本当に大切なものを見失いよという寓話となり、繊細な注意を払っていない傾向にある方には、後者の解釈、大きな話に隠れた小さな変化やディテールに気が付かないままになってしまうよという寓話となります。
小さいことにこだわり大局を見失いがちなのはA型系
大きなことだけでチェックがザルなのはO型系
我道をいくのはB型・AB型系
いずれにせよ、大切なのはバランス、です。
自らの弱点から目を背けず、対峙していく勇気が何より大切です。