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ウィークポイントについてのフォロー方法

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2月3月に行っているUdemy基礎講座、自己分析課題、メルマガ配信ですが、これまでに考えられるウィークポイントについてのフォロー方法を書き出しておきます。

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読み飛ばし、読み間違いが多い

人それぞれそのパターンがあります。まずパターンを分析しましょう。計算を間違えるとか室を飛ばすとか。そしてそれがどのタイミングでどう発生しているのかを毎回ノートに付けて、同じミスを消していく作業が必要です。

読むのが遅い

これは簡単な速読の練習がお勧め。あとアラ読みと精読のくりかえし、それからステップエスキースに書いていますが、問題文を消していくことです。

敷地からアプローチが決められない

敷地へのアプローチは、接道条件読みがほぼ全てです。接道条件を整理すればアプローチを出すことは可能です。その上で決定するには別要因があることがありますから、その部分をチェックする必要がありますが、まずは接道条件の整理ができていないはずです。

建築のボリュームを算定するのが苦手

積上図を支配しているのは、敷地の大きさと建ぺい率と延床面積と階数です。その4つのパラメーターで判断できます。ここだけを練習しましょう。

外構計画が苦手

駐車場1台から8台くらいまで、駐輪場5台から30台まで、広場30m2から400m2までの全パターンを描きだしてください。次に敷地の空きとそれらの関係性についてまとめてみましょう。鍵は敷地の大きさ及びアプローチとの関係です。

最大建築面積算定ができていない

ここはざっくりやればいいのですが、精緻にやろうとしている方が多いように思います。2分くらいがメド。

スパン決定要因がわからない

スパン決定要因は、敷地から、大空間から、要求室全体の傾向から、の3つです。毎回、それを事前チェックして基本のスパン決定するようにします。製図試験comでは、最終スパン調整はプラン後に行います。

全室リストの意味がわからない

全室リストは、プランするために必要な要素を、室面積(廊下含み部門面積)、動線、高さの3つの情報をオールインワンにしただけのものです。それ以上ではなく、その3つがオールインワンにできるのであれば、この方法は使わなくてよいです。

廊下率の意味がわからない

要求室面積に対して、1.4~1.5倍の延床面積が必要だということが過去の問題分析、建築分析からわかっています。つまり室を除く面積が40~50%ということです。それ以上だと床は余るし、それ以下だと床が足りなくなる。これは道理の話なので、計画の善し悪しに関係ありません。つまり非常に客観的な指標になるということです。

廊下含み部門面積の計算ができない

ゾーニングから追わずに計画する方には不要です。弊社では、動線図に廊下含み部門面積を与えて、動線図面積図をイメージし、それを積層させる=ゾーニングするという手法を採っています。その方法を使わないのであればそもそも廊下含み部門面積自体を使いません。

敷地条件に合わせた動線図が描けない

これができないと建築士としては致命的です。動線図が建築物の計画の基本です。
これは練習あるのみ。単に解答例から起こす練習からやってみましょう。
世の中にある全ての建物で練習できます。

要求室条件を含んだ積上図2が描けない

積上図に、要求室条件にあった高さ情報を入れ込みます。主に吹抜け、大空間、屋上庭園です。
注意が必要なのは、積上図2は部門配置をここで振り分けているのではないということです。
多くの受験生がここで部門配置をしてしまうのは、大空間が部門と紐付けされているからですが、ここではその可能性を検証しているだけです。
具体的には、大空間が1階なのか2階なのか3階なのかのボリュームの確認をしているだけです。
ここで部門を決めてしまうと、ボリュームだけでプランを決めてしまうことになりかねません。
このあたりはR01 追試がよい教材となります。

読解のポイントがまとめられない

弊社では、読解とプランニングを非常に強く意識して分離しています。買い物と調理くらいに分けています。
買い物に行った後、そのポイントは何だったのか。これからどんな調理をしなければならないかをまとめるのがこの段階です。
ここが理解できていないと、弊社のステップエスキースの意味が理解できていないと思われますが、実際、受講生でも当初理解している方は1/3もおられませんのでご安心ください。

積上図2と立体ゾーニング図との違いがわからない

ESTEPで最も理解しがたい部分がこのあたりです。積上図に要求室の高さ関係情報を加えたものが積上図2です。その際、例えば多目的ホールが1階ならそれで終わりなのですが、階指定がない場合、ここで2階1階3階の可能性検証を行います。またR2「高齢者介護施設」のように大空間も吹抜けもない課題だとここでの検討はありません。ですのでここで部門の割り当てを行う方が多いんです。そうすると動線を考慮しつつ部門を割り当てるというゾーニング作業そのものをやっていることになり、ESTEP10のゾーニング図の断面検討=立体ゾーニング図と全く同じ作業になってしまうわけです。
慣れてくれば、別にこのタイミングでやっても構いませんが、ボリューム検討することと、部門を配置するのは実は作業としては全く異なるわけで、それを狙われているのがR1追試なのでした。
そういうわけでここは理解してもらうのに時間が掛かります。
器をより正確に規定したいのが積上図2で、規定した器にどう盛るのかを検討するのがゾーニング図です。

立体ゾーニング図が描けない

これは「ステップで攻略するエスキース」には掲載されてない手法です。単に平面ゾーニング図を断面で描いているだけですが、某資格学校がよく使っています。製図試験comでは一昨年から取り入れるようになりました。

平面ゾーニング図が描けない

動線図に敷地条件と部門含み面積を加えると不定形な1階建ての建築物ができます。この動線を切らずに3階建ての箱に流し込んだのが平面ゾーニング図です。
ややこしいのは部門含み面積でしょう。共用部6コマ-学習部門18コマとします。ところが配置してみると吹抜けとかがあってり大空間が邪魔して学習部門18コマがきれいにとれないとします。
しかし実際、廊下含み部門面積を計算したのは、あなたなのですから、その数字はアバウトだったはず。
つまり共用部-(学習部門のような共用部)-(共用部のような学習部門)-学習部門となっているわけで、その線引きは曖昧です。とすると、1フロア24コマで学習部門が18コマできれいに計画できないなら、共用部から少し
分けてもらえばよいわけです。ゾーニング図は弾力的に考えましょう。

平面ゾーニング図の意味がわからない

プランニング=廊下の計画です。廊下の計画=プランニングで、皆さんが苦手とする部分です。では廊下の計画をしなければ恐らく小学校低学年でもできそうな粘土で作るおうち、のようなプランになると思われます。ゾーニング図はそのレベルをめざしています。動線OK、ボリュームOK。計画した部門は要求室の1.5倍の面積が確保されていれば、必ず要求室はその中に計画できます。その部門内を計画する前の段階が平面のゾーニング図です。

コアゾーニング図が描けない

コアゾーニングをやるには雛形のストックが重要です。新しい建築物のデザインをするのではなく、普通の建築の雛形から引っ張ってくることが大前提。製図試験comではプラにイングパーツ集を無料ダウンロードできるようにしていますが、この中にその雛形をアップしています。

コアゾーニングパターンがわからない

コアは1コマコアと2コマコアがあります。外壁に接している場合は1コマコアを、接していない場合で通路が必要な場合は2コマコアを主に使います(使わない場合もあります)。コア情報として毎回ストックしていくとわかってきます。

パーツの完成度が低いもしくはない

プランニングパーツ集は「無料ダウンロードページ」からダウンロードできますのでご活用ください。https://seizushiken.com/dl-page/

パーツを入れ込むことができない

対象ゾーンが室面積の1.5倍取られていない、形状が悪いもしくはスパンがあっていない、のいずれかだと思われます。その3つのどれでもない場合は、パーツの練習が全く足りていないと考えられます。

防火区画が理解できていない

製図試験で利用する区画は、竪穴区画と面積区画です。竪穴は3層吹抜け部分を防火設備に、面積区画は1500m2以下で区画するので通常階毎に区画し、特定防火設備とします。階毎で面積区画する場合、竪穴区画が面積区画を貫通する部分については、全て特定防火設備にする必要があります。

延焼ラインが理解できていない

隣地境界線及び道路中心線から1階が3m、2階以上が5m、以内の部分は開口部を防火設備にするというものです。防火上有効な公園は緩和されます。

構造が理解できていない

大きくはラーメン構造の架構のルール、及びキャンチレバールールを理解しておけば全てわかるはずです。「ステップで攻略するエスキース」に記載しています。

設備に自信がない

電気、給排水、空調、の3つに分けて理解しましょう。空調については、メルマガでフォローします。

要点に自信がない

要点には雛形があります。製図試験comではそれをベースに独自資料を作成しています。この雛形が流失すると恐らく要点を出題すること自体の意味が失われるだろうと思っています。

作図が汚い

作図が汚いのは、線・文字が実は練習が足りていないのがほとんどです。製図試験は手の技能試験です。図面ではなく、線と文字の練習がその基礎になります。1日15分毎日線の練習のみをしてみたら劇的に変わりますよ。

作図に時間が掛かる

作図に時間が掛かるのは手が遅い・止まっている・手数が多い・手戻りが多い、の4つしか在りません。焦らずにこれをひとつずつ克服していくことが重要です。

時間管理ができていない

マラソンランナーが30キロ地点からとか38キロ地点からとかスパートするように6時間30分は漫然とあるのではなく、小刻みに観ていく必要があります。そのためには日々のタイムトライアルは必須です。例えば読解は45分くらいで終わりたい、なのに90分掛かる場合は全部半分にすればよいのか、というとそうではないわけです。OKのものもあるし3倍以上掛かっているところもあるはず。それを毎日毎日ちゃんと時間を計ることです。
今うちは自宅介護をしていますが、尿の量、排便の量、そして時間とかはちゃんと管理していないと大変なことになります。縛られる管理ではなく、あなたがやりたいこと克服したいことのための時間管理ですから、単にやろうとしていないだけです。

どこができてないのかがわからない

これまでの1-29をやってみて不明な点を具体的に突き詰めていくことになります。製図試験comでは添削でできるだけ上記の指導を徹底しています。

全てのミスや不明点には必ず原因があります。
原因を特定し修正できないと結果は伴いません。

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