2019-1208版解説ページ
2019年「美術館の分館」1208版の解説ページです。
発送した資料の中に、計画の要点の解答例を封入忘れしているモノがありました。
大変申し訳ありませんが、下記よりダウンロードしてください。申し訳ありません。
R1.1:お送りしている解答例で会議室にミスがありましたので訂正しています。
問題文
解答例図面・要点・解題
総評 総評動画(1月19日)
再現図添削 再現図解説動画(1月末予定)
独自採点順位(1月末予定)
1208版全体講評
山口@製図試験comです。
はじめに1013版の合格発表を分析してからの1208版採点を行っていたため、大変返却が遅くなりましたこと、また添削を終えるまでは資料送付もできなかったことも重ねてお詫び申し上げます。
■例年とは異なる配点基準
メルマガでも配信していますが1208版の採点や配点基準は、平等を期すということから1013版と同様だと考えられます。具体的に1013版ではアルナシ採点が前提となっており、その上でプランニング(共用部の形状)は観ているが、配置計画、アプローチ計画、動線計画、ゾーニング計画はほぼスルーされている印象です。プランが多少悪くても問題文に問われていることが全部揃っていれば、合格している可能性が非常に高いということです。逆にナイ答案はランク3と4という合否判定となったと考えられるため、それを元に1208版再現図の採点をやり直しました。
■似て非なる1013版と1208版
1013版の残像が強い方は1013版に引っ張られた答案となっていたと思われます。特に多目的ホールはその多くが1階に配置されていますが、バランスを考えると2階の方が望ましい配置と考えられます。そういう私も1案目は多目的ホール1階で計画しました。そうすると2階のプランは非常に厳しいものになるように組まれていました。逆に多目的ホールを2階でしていたら非常に楽にプランできたはずです。
■丁寧に描き込んでいる答案が高評価
再現図を採点している感覚としては、落ち着いて丁寧に描き込んでいる案の方が高評価となっているように感じています。描き殴った図面やスカスカの図面は合格しにくかった印象です。これは時間配分の問題でもあり、プランがある程度できれば手を離すことができるかどうかが大きな別れ道になっているように感じました。
■今後の受験対策
まだ合否結果も出てない段階で今後の受験対策というのもお話ししにくいのですが、2020年度は新制度元年であり必ずしも2019年度と同様の合否基準になるとは限りません。ただし採点のプライオリティとして、問題文に記載されている事項を全て守るというのは必須です。対策としては、以下の5点
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- 問題文に書かれていることは全て守る(特に数値と法規と設備)
- できる限り丁寧な答案づくりを心がける
- そのための時間管理は非常に重要な試験テクニックとなる
- 当然、動線ゾーニング計画、配置計画は最低限の計画知識なので死守する
- ①から④を拾い上げられるようなエスキースを構築する
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がポイントになるでしょう。特に①-④を念頭に置いたエスキースの構築が合格への最短距離だと考えられます。これらを念頭にエスキース手法を確立していくことが合格への王道となります。
2020年1月吉日
製図試験com代表 山口 達也
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