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泣き婆さん

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京都南禅寺の門前に”泣き婆さん”と呼ばれている女性がいました。
彼女は、雨が降っては泣き、天気が良ければ良くて泣く。南禅寺の和尚が不審に思い、こう尋ねた。
「一体おまえさんは、なんでそんなにも泣いているのか」
婆さんが答えるに
「私には二人の息子がいます。ひとりは草履(ぞうり)屋で、ひとりは傘屋なんです。雨の日は、草履が売れずに困っているだろう、晴れの日は傘が売れずに困っているだろうと思うと泣かずにはおれないんです。」

和尚曰く、「なるほど、それはもっともな話であるが、そう考えるのは下手というものじゃ。わしからひとつ、生涯うれしくありがたく暮らせる方法を教えよう」と。

(後略)

「泣き婆さん」ではないと言い切れますか

この話の結末はわかると思います。欠点ではなく利点に目を向ければいいだけですよね。
「そんな馬鹿げた話、子供だましですヨ」。はて。
あなたは、泣き婆さんのようではないと言い切れますか。
自分自身の欠点ばかりに目がいっていて、製図試験勉強が重かったり、面白くなかったり、辛かったり、またできてないことばかりに嘆いてたり、苦手意識を勝手に作って「私だけできない」なんて思っていませんか。

何ができていて、何ができていないのか

この泣き婆さん、現状分析ができておらず、ただただ自身の認識・視座だけで、状況を悲しみ泣き続けているわけです。どんなに大変でも、何ができていて、何ができていないのか。ここにフォーカスすることが不可欠です。
そして大切なことは、できている部分は味方、できてない部分は敵。なので、できていない部分をやっつける。そうすると敵だった部分は、全て味方となるわけです。

減点法対策で迷路に入らないために

製図試験は減点法で採点されていると言われています。
とすれば、得意なことを伸ばすより、不得な点、苦手な点、欠点を克服することが唯一の合格への道です。
と前回の「オアシスと老人」で書きました。

ですが、減点法対策は、自身の欠点にばかり目を向けなければならないため、メンタルが弱いと自分自身がダメダメ人間のような認識になってしまいがちです。
自身を鍛え、欠点をなくす勇気ある戦いをやっているはずが、自身の心を痛めつけ、自信がないことを潜在意識に溜め込んでいく迷路に入ってしまう。

解決方法は、あなたの認識を変えるだけです。

その方法としては、毎日寝る前に、潰した欠点を眺め、今日もよくがんばった-と自身を褒めて寝ること。ここに尽きます。どれだけできてなくても、寝る前は褒めて寝る。これが生きていくために最も重要なノウハウのひとつだと思います。

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