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与太郎の鍵

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とある町の与太郎という男が、家の前で地面に這いつくばって探しものをしていた。
友人が集まってきて「何を探しているんだ?」と尋ねる。
「鍵を失くしたんだ」と与太郎は答えた。
そこで友人たちも「鍵とは大変だ」と地面に膝をついて必死になって探し始めた。
なかなか見つからないので一人の友人が与太郎に尋ねた。
「どこで鍵を失くしたのか、もうちょっと正確に思い出せないかな?」
与太郎は答えた。
「家の中だよ」
(友人)「えー!!なんで家の前を探しているんだ!」
与太郎は「だって家の中よりもここのほうが明るくって探しやすいからさ」

そんな事やっていないと言いきれますか

わからないことへのアプローチに対して、あなたは、単にやりやすい方を選んでないと言い切れるでしょうか。

私は恥ずかしながらあります。本当はデータベースをつかわないと作れないものを、EXCELでなんとかできないものかと延々と作業しつつ、全くできなくて、
「友人になんでEXCELなんだ?」と問われました。
「いや、できないとは思うんだけどね、EXCELしか使えないからサー」
「そんなら最初からデータベースプログラマーに発注するかデータベースでやらないと意味ないだろ!」

おそらく、与太郎も、友人に言われて初めて家の中を探したんだろうと思います。
友人ってありがたいですね。

その先に解があるのかどうか

野口悠紀雄氏は「超整理法」の中で
「研究は仮説の先に解答があるかどうかだ。研究の上では解答のない問いを立てていないかが最重要なのだ」と書いています。

エスキースで迷ってループしているあなた。大切なのは、その方法、その方向の先に、回答はあるのかです。
とにかくやっていればなんとかなるエスキースをしていませんか。

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