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池の寓話

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池の寓話

製図試験comの受講生には、常に問題を解きにいくのではなく、不合格にならないことについて考えてくださいということをいろんな例え話で解説しています。
あまりよい例えではないとは思うのですが、あなたを魚に例えての解説ネタをご紹介します。

あなた=受験生=魚だとします。
あなたは今、「製図試験池」という池で暮らしています。
釣られるミスをしたら不合格、釣られなかったら合格ということを先輩方々から教わり、本年度課題「◯◯(R06は大学)」を徹底的に学習し、ひたすらミスしないように誰よりも努力しています。

日々鍛錬していて、いよいよ本番。

池の傍らで水面を叩く水紋が!


「うわー、これは誰かが私を釣りに来ている!逆サイドに一目散に逃げねば!」


と即断し、自ら水紋の逆サイドに仕掛けてあった網に飛び込んでいきました。(終)

問題そのものに反応していては危険

製図試験受験生は、ひとり残らず一度も合格していない方です。資格学校ではアホボケ扱いされ、職場や家庭でも不合格者のレッテルを張られ、メンタルがボロボロの方が多く、表面上なんでもなくてもトラウマになりかけている方、深層心理に傷を追っている方がおられます。

「自分はできない」

そう思っている方ほど、ひたすら努力しようとします。でもテクニカル的には全く問題のないところまでできている方がほとんどなんです。難しい試験ではないですから。
そもそも問題は難しくないのですが、合格率が低いという試験制度です。何百時間も研鑽してきて、合格率が30%、30歳以上が占める割合はその3割で合格率10%程度という状況です。そんなくじ引きみたいな状況になっている試験ですが、問題自体は平易です。

平易だが合格率の低い製図試験をどう突破すればよいのか。
その結論のひとつは問題を解くことに注力しているだけでは合格しにくいということです。
その背景や意図、他の受験生の状態を把握(イメージ)すること、つまり「解く」ことを俯瞰することが重要です。

ではどうすればよかったのか

池の傍らで水面を叩く水紋が!


「うわー、これは誰かが私を釣りに来ている!逆サイドに一目散に逃げねば!」
と一瞬(0.7秒くらい)思ったが、これは恐らく他の受験生も逆サイドに逃げるだろうな

山口先生は日頃から、「自分自身で判断したことだけがミスになる」って言ってたしな。

「逆サイドに逃げる」という重大な決断と、「水紋がたっても逆サイドには逃げない」という決断とどちらが不合格につながるミス判断になるか比較してから最終決定しよう、ここは重要だ。


と考え、単に多数派にまぎれていれば良いということではなく、自分自身の判断を俯瞰して不合格になるミスを避けきりました。(続く)

問題文の通りに解答すれば、図面化すれば、必ず減点はできない=合格せざるを得ない答案となります。
減点されるミスは自分自身で判断したことと読み間違いだけです。
つまり合格するためには、
1)問題文を図面化できるようにする
2)読み間違いを極力減らす
3)自己判断は俯瞰して行う
3)ミスチェック含め、時間内に完成する

という池の寓話でした。

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