27XX 外構計画
外構計画物には、広場、駐車場、駐輪場、その他設備等が求められます。
広場
広場は、
1)形状:機能として集会や催しをする場なのか、観たり散策したりする場なのかということ。
2)配置:誰でも利用できる配置か、館内の特定の利用者が使う配置なのか。
3)動線:外部もしくは室内との連携が求められているのか。
4)アプローチを兼用してもよいのか
この4点から出題意図を判断し、計画します。
駐車場
駐車場ブースの基本寸法は5.0m×2.5m(車いす利用者用駐車場は5.0m×3.5m)が標準です。また建築物の計画に最も有利な外構計画をするという考え方から、最小限の停めにくい駐車場とすることが製図試験のローカルルールです。
歩道の切り開きは6mまでとし1道路面に2ヶ所までとします。歩道なし道路には切り開きを書かないようにしてください。
可能であれば、利用者と管理サービスは分けたほうが印象がよいです。
Cf:バリアフリー経路について
駐車場寸法のうち、常に話題・問題になるのが「バリアフリー経路120cm」の解釈です。

図のように考えると安全な通路として120cm必要になり、建物と平行に駐車場を計画したとしても、最小限3.5m+1.2m+0.4m(柱分)道路境界線から最低5.1m、オングリッドで6mが必要になります。しかし敷地に余裕がある場合はそれでよいのですが、余裕がない場合に車いす用駐車場のために6mはかなり痛手です。
そこで製図試験としては、下図のように解釈し、オングリッドで4mで利用可能と考えるようにしています。
※バリアフリー法根拠 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/barrier-free.files/guideline12.pdf
駐輪場
1ブース0.5m×2.0m程度とし柱の出っ張り等は無視します。通路幅は2m程度とし、できれば非常時を除き、駐輪用途以外には使わないようにします。主出入口からわかりやすい位置に配置し、駐車場、広場と、道路からの関係を整理してくことが望ましいです。
設備・その他
設備、屋外階段、屋外避難階段等は、法規で決められたクリアランスがありますので、それに抵触しないようにしましょう。
→別途記載

2709 外構計画の欠落
271X 外構計画が多すぎてオーバーで減点
272X 外構計画が少なすぎてアンダーで減点
273X 大きさの間違い等の計画ミス
274X 外構計画の記載方法の表現ミス
275X 外構計画の配置ミス
276X 外構計画がそもそも理解されていないミス
2709 外構計画の欠落
271X 外構計画が多すぎてオーバーで減点
272X 外構計画が少なすぎてアンダーで減点
未稿