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正気と狂気とKing Gnu

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King Gnuとの出会い

私自身、趣味でバンドをやっていますが、若かりし頃はプロになりたいと思ったものです。ですが、随分歳を取って、山崎まさよしを観たときに「あー、音楽の道に進まなくてよかった」と思いました。こんな奴にかなわないよなーと思ったんです。(私の技術は全くそのレベルではないのですが、正直にそう思ったわけです)
そしてKing Gnuに最近出会って、さらに「あー、本当に音楽の道を選ばないでよかった」と感じました。ただ山崎まさよしさんとは異なる感情を持ったので、それを今日は書き記しておきたいと思います。

King Gnuには狂気が潜んでいる

彼らは、少し規格外というか壊れている狂気みたいなものを持ち合わせています。明らかにおかしい。おかしい部分が「表現」につながっているバンドだと思います。そういう意味では昔のエレファントカシマシなんかに似ています。エレファントカシマシと最も違うのは、本来、一人一人がピンを張れるレベルの4人が「King Gnu」というバンドとして存在していることです。宮本浩次が4人居ているバンドなんてイメージできませんよね。そんな本来あり得ないレベルのメンバーがひとつのバンドをこんなに長い間続けていること自体が、私から観たら狂気でしかありません。明日解散してもおかしくないようなエネルギーを保ちつつ続いているバンドだと思います。
↓狂気に満ちたギター↓

狂気としての製図試験

私のブログは常に製図試験のことしか書きません。この話もまた、King Gnuの話ではなく、製図試験の話なのです。
製図試験って狂気の試験なのではないかと思うんです。
ほとんどの受験生が生涯やることのない2,000m2級の公共施設を、ほとんど使わない手描き図面で、しかも6時間30分で仕上げる試験って、おかしいと思いませんか。
どのくらいおかしいかというと、ほとんど乗ることのない耕耘機の運転ができないと取得できない自動車普通自動車免許くらいおかしな試験だと思っています。
例えば、今の二級建築士の名称を止めて一級建築士とし、木造建築士を二級建築士とし、特殊建築物を設計するであろう現行の一級建築士を特建建築士と名称変更したら、受験者は激減するのではないかと思います。
恐らく、もし今一級建築士の試験制度を再度作るなら、BIMで3日間くらいかけて自由に設計し、年間500人くらいが合格するような試験が妥当だと思うんです。私たちが受験している一級建築士って昭和20年代に作られたまだファックスもインターネットもCADも何もない時代のモノです。それを今も原形をとどめながら受験しているんです。
私たちはそういう狂気の中にいると感じています。

コロナウイルスと現政権と製図試験

仕事をしながら、時々国会中継をラジオで聞いているのですが、ずっと言い訳とごまかしとご飯論法をくり返す現政権の答弁には本当にガッカリします。その精度で、コロナウイルス対策もモリカケも桜を観る会も行われているんだろうという推測をしてしまいます。
そして製図試験もそういう精度で行われている可能性があるのかもしれないと邪推してしまいます。
一人一人はその場でがんばっているはずなのに、総体としては、とても拙い方向に進んで行っている。まさにヌーの大陸移動のように。
そしてこの狂気に満ちた世の中で製図試験に合格するために資格学校に百万単位でお金を払っていることもひとつの狂気かもしれない。
この狂気じみた世界の中で、製図試験が行われている、それを受験する、その受験指導をする、ということについて本当に見直さねばならない時期に来ていると感じざるを得ません。

でも合格しなければならないと決意できたあなたへ

とてもネガティブな話のようですが、それで製図試験をあきらめるくらいなら、止めた方がよいです。その上で、でも合格しなければならないと決意できているあなたへ。
この狂気に満ちた世界の狂気に満ちたそして悪意満載の製図試験に合格してもらうために、私はこの狂気の中に入り込み、ただ一生懸命やってみたいと思っています。
そして、生涯使えるスキルとして色んなことを身につけていただきたいです。
ここまで読んでくれたあなたは、既に製図試験の狂気の中にいます。
共々に狂いましょう。狂ったように合格しよう。

2020.3.11に想う。製図試験com 山口達也

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