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ジェネラリストとしてのスペシャリスト

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■ジェネラリストとしてのスペシャリスト

私自身は、ジェネラリストとしてのスペシャリストが、建築士の職能の最たるものだと位置づけています。
ジェネラリスト=広範な知識を持っている人、であり、その点において特別な人材という意味です。

さて、このジェネラリストとしてもっとも重要なのは、「聞く力」です。

どこかの首相やどこかの政党が言っているアレ、ではありませんが、まずクライアントの話を聞く能力が最重要です。
全ては、現場から始まっている、建築の現場の最前線は「クライアントの声」なんです。
それを聞く力が、一級建築士に必要最小限の基礎能力です。

■決めないで聞くこと。

まず聞く。
これ意外と難しいんです。私ができているかというとまだまだなんですよね。でもまずクライアントの要望を聞くことが重要です。
一を聞いて十を知るって言いますが、それは次の次のステップでの話。

製図試験では、問題文をクライアントに見立てて、十を聞いて十をようやく知る、という感覚です。

特に意匠設計系の方は、デザインしたい、わかっていると思われたい、空間化したいということで、問題文を読まずに勝手にイメージしていきます。この読みが当たっていれば、それほど素晴らしいことはないんですが、外れていたらジ・エンドです。

資格学校の教え方って、まさしくバンバン決めていくんですよね。それが合っていたら、そんなに素晴らしいことはないし、一を聞いて十を知る建築士なんですが、外れたら最後、その年度は終わりです。それって博打ですよね。1年かけて、大枚はたいて、本試験は博打でいいんでしょうか。
3回賭ければそのうち当たるよ、的な手法でいいと私は思いません。

まず聞く。できるだけ私心を入れずに聞く(読む)。読んで分析して、何をしたいのかを聞く。
これがジェネラリストとしての最低のスタートラインです。


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