11XX 図面精度・印象

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11XX 図面精度・印象

まず図面の精度と第一印象を採点します。特に問題ない場合は「減点なし」というだけになります。
特に図面精度はそのまま表現力、印象に直結します。かつてのように「きれいな美しい」図面を描く必要はありません。手による作図の技術は年々下がっており、もう「美しい」図面であることも必要なくなってしまいました。
ただし図面は、計画内容を伝える手段である以上、それが伝わりにくい読みにくい図面は論外です。
また線の評価は12XX、文字数字の評価は13XXで行います。

111X:描きすぎで読みにくい
112X:描き込みが足りない
114X:精度が低くて印象が悪い
115X:図面配置ミス

1199:未完・未完扱い

111X 描きすぎで読みにくい

描き込みが煩雑で読みにくい図面は印象が逆に悪いです。
ただしその描き込みが大幅に間違ってない限り失格にはなりません。

112X 描き込みが足りない

描き込みは必要最小限にして明確で簡素な状態で十分ですが、必要な内容が明らかにない、描き込みが十分でないとひと目で分かるものは第一印象が悪いです。
特に外構の描き込みが駐車場、駐輪場以外は殆どない図面は非常に印象が悪く、ケースによってはそれで不合格になっていると考えられる答案もありますのでご注意ください。

114X 図面精度が低くて印象が悪い

図面精度を左右するのが、12線13文字の表現でそれは別項で行うのですが、図面印象では、特に図面精度について評価します。
具体的には、壁が均一な厚みであること、が最低条件です。
つまり114X=壁が均一な厚みでなく印象が悪い、です。

115X 図面配置ミス

答案用紙には、必ず図面配置のレイアウトが印刷されていますが、このレイアウトが時々変更になります。1階平面図兼配置図は左上だったり、左下になったりします。これを間違う方はいないのですが、2階3階平面図は間違える方がしばしばおられます。
間違えた場合は、図面名を訂正すれば減点はないと思われます。
ただし印象は悪いので、当然ですが間違えないように確認してください。

1199 未完・未完扱い

未完は失格扱いの代表事例です。
面積表未完、寸法も一式抜けると未完扱いとしています。

室内造作についても図書館の図書室等、主要なものや一見して明らかな記入漏れは未完扱いになるので気をつけてください。

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