02:減点法と減点法的思考

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減点法で採点される試験

製図試験は減点法で採点されていると言われています。一律に採点するため、良いところの評価軸があまりに困難で恣意的になってしまうため、公平性を担保するために減点法にならざるをえないということになっています。
キラリと光る個性や能力は全く不要。逆に言えば、個性的な能力はむしろ使わない無味乾燥な答案のほうが合格しやすいという代物なのです。

減点法的思考の重要性

安定して合格するためには、普段の思考では難しいです。つまり普段から減点されないようにする「減点法的思考」を鍛える事が重要になります。

加点や優れたプランは考えないこと。ひたすら減点されないようにするという思考です。そんな思考を日々行っていないのが人間です。そういう意味では非人間的な思考を鍛えるということによって、安定して合格する試験だともいえます。

例えば、美味しいものよりも、不味いとはいえなければよい。 きれいなプランより、汚いといわれなければよい。
機能的で使いやすいよりも、使いにくくなければよい。楽しいよりも、悲しくないものあればよい。

こんな感じです。

ゲームと呼ぶ所以

そんな不毛な思考である減点法。でもそういう減点できないプランが不合格にならないプランなのです。そうやって一級建築士になることが、本当に国民の財産と健康を守る建築士への道だとすると、こんなばかげた話はありません。でもこれが現実であり、この不毛さがスタートラインなのです。これを「ゲーム」と呼ばずになんと表現したらいいのか私には見当がつきません。もしくは国土交通省の「踏絵」と呼んでもよいかもしれません。
願わくば、こんなばかげた「ゲーム」は早く乗り越えて、一級建築士に期待されている社会的使命に向かってほしいと願っています。だからこそ、試験の際は、自身のフェーズを変えて「ゲーム」感覚で挑戦する受験生が、最も合格に近いと考える製図試験comです。

02:採点は減点法である以上、減点法的思考が不可欠だが「ゲーム」感覚で乗り切ること

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