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15XX 共用部は、豊かに計画し、クランクを減らして死角を作らないこと
建築計画で、最もきっちり豊かに作ってもらいたいのが「共用部(エントランスホール、EVAホール、廊下等)」です。この部分が貧弱だったり、クランクして不要な死角を作るような計画は大変印象が悪いです。新築なんですから。

151X 不要に広すぎる共用部
152X 貧弱に狭すぎる共用部
153X 下手な共用部
151X 不要に広すぎる共用部
エントランスホールは大きくても指定なき限り200m2程度が限度。廊下幅もラウンジのように使わない限り3m程度が限度としましょう。
いわゆる「らしくない計画」のひとつと認識してください。
152X 貧弱に狭すぎる共用部
リッチに計画したい共用部に対して、あまりに貧弱な、いわゆる使えない共用部や曲がっている計画の共用部は、非常に印象が悪いです。
153X 下手な共用部
幹となる廊下から枝の廊下程度が限度。その先の小枝の廊下はできる限り止めておきたいところです。クランクが多くなると死角が多くなり、案内性も安全性も低くなります。増築を重ねた温泉旅館ではなく、新築なんですから、そんな下手な計画では合格させたくないです。
また奥に進むに従って広くなる廊下も下手な共用部の典型的な事例ですのでやらないように。(廊下のつきあたりが休憩ラウンジになっている計画は例外的にOKです)