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102 スパン要因を曖昧にしている危険性

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スパン決定を曖昧にしていると、プランニング、作図、構造計画のすべてが安定しません。

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エスキースで順調に見えたのに、作図で困っていませんか?

「エスキースの段階では一応まとまりそうだったのに、作図を始めたら面積が足りない」「柱の位置が室の真ん中に来てしまう」「廊下幅がどこかで足りなくなる」「何度も平面を修正して、時間がどんどん過ぎていく」。こんな経験、初受験の方はもちろん、何年目でも悩むものです。
なぜ、プランニングの途中でこうした問題が起きるのか。多くの受験生は、部屋配置やゾーニングで悩もうとしますが、実はもっと根本的なところ――スパン決定が曖昧だったことが原因になるケースが多いんです。
建築というのは部屋の並びではなく、柱とスパンが最初にあってこそ成立する。ここをなんとなく飛ばしてしまうと、最後まで不安定になって苦しくなります。

なぜスパン決定が甘くなってしまうのか?

製図試験.comのエスキース手法は、当スパンモデルを使っています。それが最も単純化してエスキースができるからです。
スパンは構造の話で終わるもの、と思い込んでいたり、プランニングでスパンを決めようとすると迷子になります。

スパンというのは建物の骨格そのもので、プランニング、作図、最終的には合格に一番直結します。柱がどこに立つか、大空間がどこに成立するのか、ここが定まっていないまま部屋配置に進むと、後で「寸法が合わない…」と悩み、作図中に全面修正となるのです。
受験生の実際の例でも、「スパン決定要因がつかめず曖昧」「スパン判断で悩んで固まる」「柱位置に縛られて自由度がなくなる」という声、本当によく聞きます。しかし、逆にここを押さえると、全体がとてもシンプルになるんです。

今日できる処方箋:柱とスパンから組み立てる思考の流れ

初受験の方こそ、構造や法規の知識がまだ少ないうちからでも、「読み取り(読解)」の段階でスパン決定の要因に注目する癖をつけましょう。
製図試験.comでは、試験を大きく5つの流れに分けています。
①課題文を読み、要求を整理する ②エスキースを行う ③要点をまとめる ④図面化する ⑤最終確認をする。
このなかで、多くの人が①と②を混ぜてしまっています。
スパンで苦戦する人の特徴は、エスキースのあとに柱を決めればいいと思い込んでいること。

製図試験.comでは、読解の段階で「この建物はなんとなくどこを柱位置・構造スパンにするべきか」という骨格を“仮決定”するのがスムーズな流れだと考えています。
最初にスパンを仮決定し、エスキース後に大枠で柱とスパンを最終確認、調整する。
部屋を先に並べてから柱を考え直すのは、試験では手戻りが非常に増えます。極端に言えば、「骨組み→部屋配置」の順で組み立てる習慣だけで、平面プランも作図も確実に安定します。

本番でもやることは同じです。読解時に必要なスパン幅・柱割りをしっかり意識する。エスキース完成時点で再度プラン全体を見直し、必要ならスパン・柱を微調整する。このワンステップが入れば、作図段階の地獄のような手戻りはなくなります。
細かなパーツの暗記や細部の寸法調整も最後は大切ですが、まずは「骨格」であるスパン決定が優先です。

今日から試せる!スパン決定のYES/NOチェック

  • 読解時にスパンを検討できているか?
  • 柱位置・柱割りをなんとなくではなく、意識的に決めているか?
  • 大空間や一般室で構造スパンの違いを考慮しているか?
  • エスキース後に柱が中央に出ていないか、寸法不一致がないか見直しているか?
  • 作図時の修正回数が減ったか?

どれか一つでも「NO」なら、今日から一つずつ見直してください。
「自分自身の骨格」もスパンでできていると思って、曖昧なまま進めず、まず一点決めてから次の工程に進む。たったそれだけでも合格答案の安定感が変わります。
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