EV配置で失敗する人は、メインコアだけを中心に考えており、建物全体の構成から考えていません。
EV位置が毎回違う、その悩みに共感します
コアゾーニングの話をしていると、毎回EVの位置が変わる受験生が本当に多いです。「この課題は中央、こっちは端、また別の時は奥に置いています」と不安そうに相談されることがよくあります。なぜいつも迷うのかと聞くと、「その都度考えて決めている」と言われます。でも、実際には利用者の動線が長くなったり、各部門との関係性が悪くなったりと、プランに納得できない状況が生まれてしまう。コアの配置自体、どこから考えればよいかわからなくなっている人も多いのではないでしょうか。安心してください。これは珍しいことではありません。
EV配置で迷う本当の原因は、「順番」の誤解なんです
メインコアというのは、建物全体の動線の核になるものです。でも、ほとんどの受験生は「EVはどこに置こうかな」という発想から始めてしまっています。もちろんEVは大事です。ただ、EV単体で場所を探し、間取りが固まってからコアを押し込むようなやり方では、本来の合理的なプランにはなりません。
製図試験.comの考え方はこうです。まず「建物のアプローチ」を整理し、「全体構成で主要部門はどこにあるか」を確認します。そのうえで、最も効率的にアクセスできる位置の「コアパターン」を選び、その結果としてメインコア(EVや階段含む)が決まる。つまり、
EVを置く
↓
コアをつくる
この順番ではなく、
アプローチ+建物構成を読む
↓
コアパターンから引用
↓
メインコア配置(EV含む)
こうすることで、コア計画が安定し、動線も無駄がなくなります。
実際、受講生の中にも順番を間違えて、骨組みの部分と室配置がぐちゃぐちゃに入れ替わるパターンが散見されます。ゾーニング=面積配分、骨組み=動線とコア作り。これが分かってから自分のプランが安定した、という声も多いです。最初はこの考え方を身につけてください。
今日からできるただ一つのステップ:「アプローチ+コアパターン」から始めてみよう
では、どうやって考え方を修正すればよいのでしょうか。順番の整理です。まず「製図試験の流れ」を5ステップで理解してください。
1. 課題文で要求事項を整理する
2. エスキース、ここでコアゾーニングを行う
3. 要点まとめ
4. 図面化
5. チェック
この①「読解」と②「エスキース」をしっかり分け、特に②で「建物のアプローチと各部門(共用部門・管理部門)へのアクセス」からコアパターンを参照します。そして、そのパターンをもとにしてメインコア(EV含む)の位置、そしてプランニングの順に考えましょう。
EVの位置探しをやめて、アプローチ+コアパターンを見つける。これが大事な転換点です。
EV配置はアプローチと建物全体の構成を整理し、コアパターンからメインコアを決めた結果としてEV位置を決定することです。この手順で動線計画とプランニングが安定します。
本番でも「コアパターンから引用→メインコア(EV含む)→プランニング」の流れを意識してください。ここが自然につながると、迷いなく動線計画が組み立てられます。何度もこの流れを練習してみましょう。うまくいかない人は、必ず「EVの単体配置」に戻っていないか、振り返るのがポイントです。
実践チェックリストと、今日から安心して始めるために
- コアパターンから引用できているか
- EV単体で考えていないか
- メインコアとして考えているか
- 共用部門を確認しているか
- 管理部門を確認しているか
- 階段と一体で考えているか
- コアゾーニング段階で位置が決まっているか
- プランニングで大きく動かしていないか
もし、このチェックで「NO」が多い人も安心してください。今日から順番を意識するだけで変わってきます。まずはアプローチとコアパターンを重視する癖をつけてください。たったそれだけで、あなたのEV配置は必ず安定します。
製図試験.comでは、このような考え方を無料メルマガでも配信しています。興味を持たれた方は、ぜひ無料メルマガをご利用ください。



