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007差異を読むために軸を作る重要性

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これなら確実に解ける基本課題を軸にして、その差異から基本を太くすること

一級建築士設計製図試験の勉強をしていると、「前回はうまく解けたのに、今回は全然まとまらない」ということがあります。課題が解けたり、解けなかったりするときに、その理由がわからないままでは改善方法も見つかりません。評価もできず、経験だけが増えていく。そんな状態では、いくら一生懸命取り組んでも自信につながりにくいものです。

これは能力がないからではありません。多くの場合、課題を見るための「軸」がまだ育っていないだけです。この記事では、毎回できたりできなかったりする人、基本ができていないと感じる人、そもそも勉強方法がわからず不安な人に向けて、課題の差異を読むための考え方を整理します。

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結論は「確実に解ける基本課題」を持つことです

製図試験の課題は、毎年まったく違うものに見えるかもしれません。しかし、合格に必要な考え方まで毎回ゼロから変わるわけではありません。まず大切なのは、「これなら確実に解ける」と言える基本課題を自分の中に持つことです。

その基本課題を軸にして、今回の課題は何が足されているのか、どこが違うのかを読む。つまり、課題を丸ごと新しいものとして受け止めるのではなく、基本との差異として読み解くのです。

製図試験comでは、この「基本を太くする」感覚をとても大切にしています。難しい課題をたくさん解くことよりも、まずは戻れる場所をつくること。そこから課題文の読み取り、エスキース、プランニングの判断が安定していきます。

なぜ、解けたり解けなかったりするのか

毎回の出来が安定しない原因は、単に知識不足とは限りません。むしろ多いのは、課題を漫然と解いてしまっているケースです。時間をかけて一生懸命取り組んでいるのに、復習のときに「何を見直せばよいか」がわからない。その結果、次の課題でも同じように迷ってしまいます。

復習するためには、比較対象が必要です。比較対象とは、自分にとっての基本です。基本の軸がないまま復習をしても、「今回は難しかった」「動線がうまくいかなかった」「面積が合わなかった」という感想で終わってしまいます。

本来は、「基本課題ならこう処理する。今回の課題はここが違う。だから判断を変える必要があった」と整理したいところです。この整理ができると、失敗も次につながる材料になります。

よくある失敗は、課題ごとに別物として考えてしまうこと

受験生によく見られる失敗パターンがあります。たとえば、課題文に少し複雑な条件が出てきただけで、すべてを特別対応しようとしてしまうことです。すると、基本的なゾーニングや動線計画、階構成の判断まで揺らいでしまいます。

  • 課題を解くたびに考え方が変わってしまう
  • 復習しても、次に何を直せばよいかわからない
  • 難しい条件に意識が向き、基本条件の整理が甘くなる
  • 不安を消すために課題数だけを増やしてしまう
  • 自分の判断基準がなく、他人の解答例に振り回される

もちろん、課題数をこなすこと自体が悪いわけではありません。ただし、軸がない状態で数だけを増やすと、経験が積み上がるというより、迷いが積み重なってしまうことがあります。

本番では「基本に何が足されたか」を見る

本試験の課題文を見たとき、多くの受験生は特殊条件に目を奪われます。たしかに、そこには採点上重要な条件が含まれていることもあります。しかし、最初から特殊条件だけを追いかけると、全体計画が崩れやすくなります。

まずは、自分の中にある基本課題を思い出してください。配置、アプローチ、ゾーニング、動線、階構成、面積バランス。これらの基本的な処理がどのように成立するかを確認します。そのうえで、今回の課題は何がアタッチメントのように追加されているのかを見ていきます。

一見複雑に見える課題でも、実は基本課題に条件が足し算されているだけ、ということは少なくありません。大切なのは、その足し算に対して判断基準を持つことです。「この条件があるから、基本からここだけ変える」「ここは基本通りでよい」と切り分けられるようになると、エスキースはかなり安定します。

最後に確認したいこと

勉強の途中で不安になるのは自然なことです。ただ、その不安を課題数だけで埋めようとする前に、自分の中に基本の軸があるかを確認してみてください。

  • 確実に解ける基本となる課題を持っているか
  • 複雑な課題を、基本への足し算として見られているか
  • 課題ごとの違いを言葉で説明できるか
  • 判断に迷ったとき、戻れる基準があるか
  • 復習で「次に何を変えるか」まで整理できているか

この確認ができるようになると、復習の質が変わります。単に赤入れをするのではなく、自分の判断のどこにズレがあったのかを見つけられるようになります。そして、そのズレを基本に戻して修正していくことで、少しずつ「解ける感覚」が太くなっていきます。

基本を太くする学び方へ

製図試験.comLABでは、課題をただ解くだけではなく、どのように読み、どのように判断し、どのように基本へ戻すかを大切にしています。単なる感覚や丸暗記ではなく、ステップを積み上げて解答に近づくためのものです。

拙著「ステップで攻略するエスキース」をベースに、1冊で1課題のみを扱い、ひとつずつのステップの積み上げが解答になることを確認していきます。まずは絶対に解ける基本課題を持ち、その基本との差異で課題を読めるようになること。それが、安定した合格力のスタートラインです。

毎回の出来に振り回されて不安になっている方ほど、学び方を整えることで伸びていきます。自分の中に戻れる軸をつくりたい方は、ぜひ製図試験.comLABやコースをご検討ください。。


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